会いにゆきます
じゃあ、国内では本が出版される予定はないのか? って言えば、そうでもなくて、とりあえず一冊は出すことができるはずです。2018年に書いたんですが、発刊はあるいは2020年とかになってしまうかもしれません。
これはちょっと読者の方たちにはサプライズとなるかもしれません。「ええっ、こんな小説を書いたの?」って思うかも。びっくりされると思います。ぼく自身まったくこのような小説を書くとは思っていなかったのでかなり驚いています。なんで思い付かなかったんだろう? って。
編集者さんが「この映画すごくいいですよ」ってもってきてくれたスウェーデンのコメディードラマがすべての始まりでした。この主人公誰かに似ている...、と思ったら、もうそこからはすらすらと筋が出来上がって、あとは例によって自動書記状態。まるで、ずっとぼくの中にあって書かれるのを辛抱強く待っていたみたいな。
書き上げてみたら、これはもう「市川ワールド」のマスターピースだろう、って、そんなふうにしか思えなくなりました。
いわゆる「物語小説」という意味では、「MM」からすでにまる二年が経ってしまい、そこからさらに長い時間が掛かるだろうとは思いますが、どうか待っていて下さいね。かならずみなさんに会いにゆきますから。