今日16日、「吸涙鬼」の文庫が出ます。
この小説は装丁に恵まれてますね。単純に一枚の絵として、すごく魅力を感じます。
カバーを取ると、彼女のワンピースの裾に黄色い草の模様があって、それが満月と対を為しています。
解説を翻訳家の金原瑞人さんがして下さってます。
これまであまり触れられることのなかった、文体、言葉に焦点を置いて解説をして下さってます。それこそ、ぼくがいつも力を注いでいるところなので、すごく嬉しかったです。すでにハードカバーを持っている方も、書店で見かけたら、解説だけでも読んでみて下さいな。