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万華鏡Ⅱ

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 両眼視近眼用万華鏡第二弾です。まだ、骨組みのままなので不細工ですが。
 凸レンズ部分をスライドさせて焦点距離を調整できるようにしました。これで、0.05から1.0ぐらいまでの視力をカバーできます。それから、バックライトの他に、真横からも照らせるように、新たなELDライトを組み込みました。

  また、都内の別の万華鏡専門店に行ってきたのですが、やはり、このタイプの万華鏡は知らないということでした。両眼視用は、大きな鏡筒か、ふたつの鏡筒を使うそう。うまくすれば、そこでプリズムやレンズが手に入るのではないかと期待していたのですが、やっぱり駄目でした。この辺がジレンマですね。なかなか頭に描いている形になってくれない。しばらくは材料探しが続きそうです。

 とは言え、映像は胸がどきどきしてくるぐらい美しいです。部屋の灯りを消して、真っ暗な中で観るのがベストです。習慣性があるというか、病みつきになります。考えたら、ぼくの好きな「対称性」「鏡像」「反復」といったものがすべて入っている。オブジェクトは液体の中を漂うガラス製のビーズ。気泡すら美しい。究極の映像を目指して、まだまだ試行錯誤は続きます。

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万華鏡

 メルマガエッセイの近況報告に自作万華鏡のことを書いたら、何人か興味を示したひとがいたので、画像を載せます。

 以下はその抜粋
「 しばらく前に、NHKの教育TVで「万華鏡」の特集をやっているのを観て、
一発ではまりました。ただ、既存の万華鏡にはいろいろ不満があって、結局自
作することにしました。万華鏡の専門店に行って鏡を購入し、ガラスカッター
を使い望む形に加工。これが楽しい。ガラスカッターを使うなんて、子供の頃
水槽を自作して以来ですからね。興奮します。揃えた素材は、90°プリズム
四個、広角レンズ、片面凸レンズ。それとELDライト。あとグリセリンとオ
ブジェクトとなるビーズとかガラスの玉とか。
 既製品に対する不満は、ほとんどが「片眼用」なこと。一時間ぐらい見続け
ると、片眼だけ疲労して、そのあとほとんどまともに目が使えなくなる。あと、
ぼくのように目が悪い人間は眼鏡を欠けないと像がぼやけるんですね。両眼視
用には、大きい筒のものもあるんだけど、夜ベッドの中で観るにはちょっと不
便。それに眼鏡は必須ですから。
 それを解消したのが、プリズムとレンズを使った両眼視近眼用万華鏡です。
専門店の方に訊いても、「見たことないなあ」とおっしゃるので、あまりない
はずです。ぼくの目にぴったりと合った、ぼくだけのオリジナル(ちょっと自
慢です)。実際には幅があって、ぼくより目の悪い奥さんでも大丈夫なんです
が――」
 
 

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この「オブジェクト」は、市販の試験管にビーズやガラス玉を入れ、グリセリンを注入してゴム栓したもの。
万華鏡の制作費はおよそ三千円といったところ。LEDライトは別に必須ではありません。好みの問題。


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 なんか、衛星軌道から星を見下ろしているような映像。一番下は、着陸態勢に入ってますね。あんまりこの星には降り立ちたくないなあ...

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 届いたばかりの台湾版の「世界中が雨だったら」
 すごいのは、帯が「ただ君を愛してる」の映像になっていること。裏を見たら、優待券が付いてました。これは例えば、「ぼくの手はきみのために」の帯に「そのときは彼によろしく」の優待券が付いているようなものでしょうか。すごい商法ですね。


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